塩原温泉郷 | ココシル那須塩原

塩原温泉郷（しおばらおんせんきょう）は、栃木県北部の広大な那須野が原から、北西の方角に連なる山中に分け入った箒川（ほうきがわ）の渓谷沿いに連なる11地区の温泉地の総称です。

温泉の発見は西暦806年といわれており、1200年以上の歴史を刻みながら、訪れる人々の心と体を癒してきました。

明治17年（1884年）に塩原街道（国道400号）が開通し、夏目漱石、谷崎潤一郎、斉藤茂吉などの文豪が訪れ、尾崎紅葉の金色夜叉はこの地で生まれました。このように訪れた文豪により、塩原温泉の美しさは全国に紹介されました。

現在150以上の源泉を有し、北関東一の湯量の豊富な温泉地と呼ばれています。

また、まちめぐりや自然散策ガイドもいます。

（温泉郷という表現は、小説家：田山花袋が1918年「温泉めぐり」の中で塩原11湯に使ったのが日本で最初の事例とされています。）

１１湯の特徴

＊大網温泉・・泉温：４２～６３℃、泉質：硫酸塩泉（弱アルカリ）

＊福渡温泉（ふくわたおんせん）・・泉温：４７～６３℃、泉質：塩化物泉・硫酸塩泉

＊塩の湯温泉・・泉温：４０～６０℃、泉質：塩化物泉

＊塩釜温泉・・・泉温：４９～６８℃、泉質：塩化物泉・炭酸水素塩泉・硫酸塩泉

＊畑下温泉（はたおりおんせん）・・・泉温：59～77℃、泉質：塩化物泉

＊門前温泉・・・泉温：５５～７４℃、泉質：塩化物泉・炭酸水素塩泉

＊古町温泉・・・泉温：　４３～６７℃、泉質：塩化物泉・炭酸水素塩泉

＊中塩原温泉・・・泉温：４３～６３℃、泉質：塩化物泉・炭酸水素塩泉（弱アルカリ）

＊上塩原温泉・・・泉温：４３～６３℃、泉質：塩化物泉・炭酸水素塩泉・硫化塩泉（弱アルカリ）

＊新湯温泉・・・泉温：５８～６８℃、泉質：単純酸性硫黄泉

＊元湯温泉・・・泉温：４０～５２℃、泉質：硫黄泉・炭酸水素塩泉・塩化物泉